1954-05-20 第19回国会 参議院 大蔵委員会 第46号
朝鮮じやなしに今度は仏印に同じようにイギリスが或いはオーストラリアが行くというようなことになつて、兵力が増強されるということになつても、やはり朝鮮にも従来濠州兵はおる、併し大きな部隊というのは仏印に行つておる。こういうふうになつた場合に、一体、皆オーストラリアであるから或いはカナダ兵であるからというので、この法律の適用を受けることになるのか、こういうふうになるのですか。
朝鮮じやなしに今度は仏印に同じようにイギリスが或いはオーストラリアが行くというようなことになつて、兵力が増強されるということになつても、やはり朝鮮にも従来濠州兵はおる、併し大きな部隊というのは仏印に行つておる。こういうふうになつた場合に、一体、皆オーストラリアであるから或いはカナダ兵であるからというので、この法律の適用を受けることになるのか、こういうふうになるのですか。
○下田政府委員 国連軍に対して日本攻撃の際に日本の援助義務を負わせることの可否につきましては、これはそういうことをやろうということを考えたことは全然ございません、濠州なり、ニユージーランドなりの現在の対日感情から見まして、濠州兵、ニユージーランド丘が日本のために戦つて死ぬというような義務を負うような国情にございませんのが一つと、もう一つは国連軍協定の交渉の当初から、米軍並の待遇はなるべく与えないという
アメリカと濠州、ニユージーランドに結びました相互防衛援助協定でございますが、これによりますと、濠州兵なりニユージーランド兵が濠州、ニユージーランドにいる場合に限らず、日本におる濠州、ニユージーランド兵が攻撃を受けた場合にもアメリカは援助に向う、つまり攻撃の対象となる濠州兵なりニユージーランド兵たりの所在は彼らの本国に限つておらないのであります。
あるいは濠州兵の方はそういう意味の兵隊の訓練が不足しているかと思います。
今ここで紙をもらいましたところでは、濠州兵はいなくてアメリカ兵だけだそうであります。これは警視庁の報告だそうであります。これは正式な報告ではありませんから、はつきりとわかりませんが、新聞によれば、実際上の犯罪は大したことでないので、引渡したというふうにも見ておりますが、これはいずれ警察なりその方の係で、米駐留軍の将兵であるということを認めたから引渡したのだろうと考えております。
○田中参考人 昨日私から濠州兵と英連葦のおのおの一名ずつを、新宿区歌舞伎町の喜鶴ホテルから、二十二日の午後零時十五分に任意同行によつて四谷警察署に連行して、緊急逮捕したというように御説明申し上げましたが、これは私の思い違いでございまして、二十二日午後零時十五分、喜鶴ホテルにおいて右両名の兵士を緊急逮捕いたしたのでありまして、さように訂正さしていただきます。
今回の濠州兵の問題については、もとよりこれは協議すべきものである、こう言つておられるのです。そうしますと、これは区域外において行われました犯罪でありますからして、一項ではなく二項によつて処理されるべきものだ、すなわち二項によつて協議をするのだ、こういうふうにお答えになつた。そのお答えの方が他のお答えとの関係上むしろ正しいのではないか、こういうふうに考えられるわけでございます。
○大橋(武)委員 私は当面の外交諸問題につきまして質問を申し上げたいと存じますが、特に今日お尋ねいたしたいと存じます点は、ただいま問題と相なつております日本国と国連軍との裁判管轄権に関する折衝の問題、またこれときわめて密接な関係にありますイギリス水兵の問題並びに濠州兵の問題、こうした問題につきまして順を追つてお尋ねをいたしたいと存ずるのでございます。
○大橋(武)委員 次に、最近発生いたしました濠州兵の事件について承りたいと思うのであります。この濠州兵の事件につきましては、すでに相手国官憲より身柄の引渡しの請求が出て来ているようでございますが、政府のこれに対処する態度としては、どういうことをお考えになつておられますか、この点を承りたいのであります。
われわれの方の捜査方針といたしましても、捜査上の一つの勘で、大体濠州兵の脱走兵がやつたのではないかというようなことを予感いたしまして、ただちにエビス・キヤンプの方にも連絡をとりまして、脱走兵の状況につきましていろいろ承つたのであります。ところが大体今回逮捕になつておつたような者も脱走兵としておるということもほぼ承つたのであります。
○田万委員 先ほど松岡さんからの御質問に対して、シンクレアという濠州兵の引渡しの請求については、共同正犯であるということが確認された場合に、これを請求するというような御答弁がございましたが、間違いございませんな。
その悲鳴を聞いておつて、そうしてそれを助けに行こうとしても、ある者はピストルを放つし、また一人の女性をつかまえて四、五人の濠州兵もしくはカナダ兵が強姦をする、そして悲鳴を聞いておつても、われわれ日本人が、悲しいことには、日本の女性を何とかして救いたいと思つても救うことができない、こういうことを鈴木市長が私に懇々と話されまして、まことに済まぬが何とかして、声を大にして議会で話してもらいたいということを